アズカリ

アズの仮置き場。

地球のはしっこにて

友達とふたり。

それぞれの布団を並べている。

 

その隙間をきっちり詰めて寝るほどの

仲じゃないから

僕は

微妙にその距離をとろうとする。

 

「もう少しこっちに詰めないと

 落っこちちゃうよ」

 

僕たちが布団を並べているのは

まあるい地球の上。

 

あまり端っこに行くと

地球から落っこちちゃうから、

もっとこっちにきたほうがいい

というのだ。

 

どうやら重力なんてものはないみたい。

 

目の前にはスクリーン。

布団を敷いて

地球の表面に寝転がって

映画をみようとしているらしい。

 

暗闇に浮かび上がる巨大スクリーンには

なにも映っていない。

これからどんな映画が

うつしだされるのだろうか。

 

そんなことよりも

僕は

地球の端っこから落ちないように

必死なのだ。